狭小住宅における収納術
壁面収納を利用しよう
狭小住宅で暮らし始めた後で一番の問題となるのが、収納スペースの不足です。
子供が大きくなってくると、どうしても収納スペースが足りなくなってくるでしょう。
狭い家の中でいかに収納スペースを確保するのか、工夫する必要が出てきます。
狭小住宅で一番のデッドスペースとなるのが階段部分です。狭い部屋に高層階という構造ですから、階段部分の上と下に生じるスペースが多くなるのです。
そこで、収納スペースを作るときには、階段下収納をうまく活用することが重要です。
階段下に階段に合わせた段状の棚を設置したり、階段上の壁には埋め込み型の棚を設置するなどして、階段周りをふんだんに活用しましょう。
そして、狭小住宅においては廊下も無駄にはできません。細長い住宅であれば、長い壁面を利用して十分な大きさの壁面収納棚を設置することができます。
このように壁を階段下を十分に活用することによって、収納スペースを確保することができます。
身近な家具でできる収納術
埋め込み型の棚を設置して壁面収納を設置したら、あとは家具などを工夫してスペースを最大限利用することを考えましょう。
まず、子供部屋の収納対策として考えられるのが、二段ベッドなどを使い、下の部分を収納スペースにするという方法です。ベットを上にし、一段目部分のベットを取り外すことにより、下には学習机や衣装ケースを置くなどしてスペースの節約ができます。このようなタイプのベットは家具屋さんでよく売られているので簡単に手に入れることができます。
そして、ちょっとした収納でも背の高い棚などを使って、高さで収納スペースを増やすことを考えましょう。
クローゼットや食器棚などは天井に近いような背の高いものにし、何段かに分けて効率的に収納しましょう。その際、地震への備えも忘れないようにすることだけ注意してください。